こんにちは!がしゃ助(@gasyasuke)です!
私はセキスイハイムオーナーとして、家づくりの体験談を紹介しています。
今回は、こういった質問に答えていきます。
太陽光パネルって実際にどのくらい劣化して、発電効率が低くなるの?
これから家を購入しようと検討している方、「太陽光発電をつけるかどうか」で悩んでいませんか?
・太陽光発電の初期費用を回収できるの?
・蓄電池はつけたほうがいいの?
・太陽光発電は採用するべきか
こんな悩みを抱えている方がとても多いです。
結論から言うと、太陽光発電は採用すべきです。
太陽光発電を採用することに決めたあなたは、1つの疑問が生まれるはずです。
それが「太陽光の発電効率がどのくらい劣化するのか?」です。
太陽光発電はパネルの劣化により、年を重ねるごとに発電効率が下がっていきます。
初期のシュミレーションで太陽光発電の初期投資を回収できるぞ、と考えていても劣化率まで計算に入れてシュミレーションする方は少ないです。
今回の記事では、太陽光パネルの寿命、太陽光パネルの種類による劣化率、我が家の太陽光発電の劣化率を紹介します。
土地選びに迷っている方、絶対に近隣トラブルを避けたい方には、参考になる記事になっています。ぜひご覧ください。
太陽光パネルの寿命
太陽光パネルの寿命は約25~30年と言われています。
国税庁が定める太陽光パネルの法定耐用年数は17年です。
しかし、これは17年以上は活用できないという意味ではありません。
メンテナンスやパネルの種類にもよりますが、約25~30年稼働することができると言われています。
太陽光パネルの寿命は想像よりも長いです!
太陽光パネルの種類による経年劣化
「太陽光パネル」といっても、具体的に4種類に分かれます。
多結晶、単結晶、ヘテロ接合(HIT)、CIS型の太陽光パネルです。
▼それぞれの太陽光パネルの特徴や仕組みについてはこちらの記事をご覧ください▼
太陽光パネルって種類によって劣化率が違うの?
太陽光パネルは種類によって特徴や仕組みが異なります。
そこで、太陽光パネルの種類別の劣化率を調査しました↓
種類 | 5年間の総低下率 |
---|---|
多結晶 | 2.3~2.8% |
単結晶 | 3.2~3.9% |
ヘテロ接合(HIT) | 2.00% |
CIS | 1.4~1.5% |
産業技術総合研究所によると、5年間の発電低下率が最も大きかったのは「単結晶型」のパネルでした。
逆に最も低下率が低かったのは、「CIS太陽光パネル」という結果でした。
今後、太陽光発電の導入を検討している方は、初期費用や発電率以外にも「劣化率」を意識して、どの種類の太陽光パネルを導入するか検討することをおすすめします。
セキスイハイム住宅の太陽光発電の劣化率
調査結果で最も発電低下率の低かった「CIS太陽光パネル」ですが、本当に5年間低下率が1.4~1.5%なのでしょうか?
セキスイハイムで注文住宅を建てた、我が家のCIS太陽光パネルの発電量を調べました↓
年数(年) | 発電量(kWh) | 売電額 |
---|---|---|
2018 | 11,477 | ¥295,994 |
2019 | 10,487 | ¥267,434 |
2020 | 11,032 | ¥259,325 |
2021 | 10,911 | ¥265,947 |
2022 | 10,730 | ¥25,2828 |
2018年に住宅を購入したときは、年間11,477kWh発電していました。2022年には10,730kWhまで低下しています。
5年間の発電量低下率は、6.5%でした。
2018~2022年まで緩やかに発電量が低下していることから、太陽光パネルの劣化が原因の1つだと考えられます。
しかし、2019年の数値より発電量が上がっていることを考えると、気候や日照時間の影響が大きく、公式の1.5%と離れた数値になったのではないかと考えます。
参考までに売電額も掲載しておきました。
売電額に関しては、発電量=売電量ではないので、低下している原因の全てが太陽光パネルの劣化という訳ではないです。あくまで参考程度に考えてみてください。
▼セキスイハイム住宅の1年間電気代がいくらか知りたい方はこちら▼
▼太陽光発電を導入しようか迷っている方は必ず見て下さい▼
まとめ
今回の記事では、太陽光発電の寿命、パネルの種類による劣化率について解説しました。
2018年に家を建てたセキスイハイムの我が家でCISパネルの劣化率を調べたところ、5年間で6,5%低下していたことが分かりました。
公式には5年間で1,5%と言われているのに・・・
しかし、4年前の2019年よりも発電量が上がっていることを考えると、太陽光パネルの劣化の影響よりも気候や日照時間の影響が大きいのではないかと考えます。
5年間の調査では、その他の影響が大きく、太陽光パネル自体の劣化率を導くことは難しそうです。
今後も数値を追っていきます!